本日はございません。

　皆さん、こんにちは。3週間ぶりの例会となりますが、如何お過ごしでしたでしょうか。今年の夏は暑い日が続きましたがお休みの間、少しはリフレッシュできたでしょうか。

　さて本日の4つのテストは富田さんに行ってもらいましたが、今日ロータリーの基本理念の1つになっているこの４つのテストは、今から80年以上も前の大恐慌のさなかに、1人のロータリアンによって考案されたものでした。

この4つのテストの創案者であるハーバートＪ．テーラーは1893年に米国ミシガン州に生まれ、イリノイ州の大学を卒業後、第1次世界大戦に従軍した後、オクラハマ州の石油会社に勤務しました。彼は1年後に同社を退社し、保険・不動産・石油リース仲介業を始めました。

彼はこの事業で成功を収め、1925年にイリノイ州に戻り、シカゴのジュエル・ティー社に入社し順調に出世し、やがてシカゴロータリークラブの会員となりました。

1932年、ジュエル・ティー社の次期社長候補であったハーバートは、破産寸前状態にあったシカゴのクラブ・アルミニウム社の再建を依頼されました。同社は総資産額を40万ドル上回る負債を抱え、倒産の瀬戸際にありましたが、彼はジュエル・ティー社の8割減という収入でクラブ・アルミニウム社の社長に就任しました。

　信仰心の厚いハーバートは、同社を立て直すための手段として、社員たちに倫理的価値観の目安となる社訓を提供しようとしました。最初はおよそ100語からなる文章をしたためましたが、これは長すぎると判断し、それを７つの項目にまとめました。４つのテストは当初は７つのテストだったのです。しかし、これでも長いと考えた彼は、それを自問形式の4項目にまとめ上げ、それが今日の４つのテストになったということです。それからはこのテストは、クラブ・アルミニウム社が諸事決定を下す際の基本となりました。しかし、事業を行う上でこの４つのテストは道徳的過ぎる為に、非現実的ではないかと疑う人が多くいたようです。ある弁護士は「もし私がこのテストを厳密に実行したら、私は飢え死にするでしょう。ビジネスに関して言えば、４つのテストは絶対に実行不可能です。」とハーバートに言ったそうです。

　しかし、1930年代のクラブ・アルミニウム社においては、あらゆることが4つのテストに照らして判断され、それはやがて顧客や従業員からクラブ・アルミニウム社に対する信頼が高まり、業績も上向くようになりました。1937年までに、同社の負債は完済され、その後の15年間では、株主に対して100万ドル以上もの配当が支払われ、純資産は200万ドル以上に達しました。

　ハーバートは、ロータリーの創立50周年にあたる1954－55年度、ＲＩ会長に就いた時、4つのテストの著作権をＲＩに移譲しています。

　このように、4つのテストを事業を行う上で判断基準にすることは、実際には難しいかとは思いますが、目標として少しでも身に付けることが出来たら、私たちと周りの信頼関係も大分良い方向へ変わっていくのではないかと思います。

　以上、本日の会長挨拶とさせていただきます。

• ７月西日本豪雨による被害地への義援金ですが、３５，０００円を送金しました。皆様有難うございました。
• 本日理事会にて、源宮　昇　様の入会推薦書の件、卓話日程変更の件、例会場利用契約書の件が承認されました。
• 次週は納涼例会です。小田原駅西口15：00、例会は15：30開会です。宜しくお願いします。
• 足柄ＲＣより８月３１日の例会案内が来ました。
• 地区大会が１０月１４日に茅ヶ崎市民文化会館にて開催されます。
• ＲＡＣより例会案内が来ています。宜しくお願いします。
• ９月１０日レイクウッドゴルフ場にて地区大会ゴルフコンペが開催されます。宜しくお願いします。

柳井　渉さん（親睦、クラブ管理運営委員会）・・・次週に迫りました納涼例会のドレスコードですがＧパン半ズボンは不可。上着は無くても可とします。