本日はございません。

皆さん、こんにちは。本日この後、年次総会が開催されます。次年度のクラブの体制を決める大事な総会ですので、皆様にはどうぞ最後までご協力の程宜しくお願い致します。

さて今月は「疾病予防と治療月間」です。健康であることは、誰にとっても大切です。ところが、基本治療を受けられない人は、世界で4億人いるといわれています。ロータリーでは、疾病とその原因、影響を減らすため、世界各地で活動や研修を行っています。

ただ、病気というのは発展途上国だけのものではなく、我々誰もがなり得るものです。

特に現在の日本では、がんで亡くなる方が増えています。神奈川県でもこの25年間で人口の伸び率が1.4倍だったのに対し、がんり患数は7,967人から59,022人と、伸び率は7.4倍にもなっています。一方、がんに対するイメージですが、ほとんどの方が怖いと思っているでしょう。では、がんとは何でしょうか。それは、人体の細胞分裂の際、新しく生まれた細胞にＤＮＡがコピーされるとき、ＤＮＡが発がん物質により傷つけられてしまい、がん細胞となります。できたてのがん細胞は、すぐに免疫により削除されます。しかし、免疫をくぐり抜けるがん細胞が、正常な細胞の栄養を横取りし、どんどん増えて大きくなり、がんとなります。生涯でがんにかかる確率は、男性で63％、女性で47％、がんで死亡する確率は、男性で25％、女性で16％です。

ですから、生涯で2人に1人はがんになることになります。部位別の死亡順位ですが、全国では、1位が肺がん、2位が胃がん、3位が大腸がんです。ただ小田原市に限ってでみますと、1位の肺がんは同じですが、2位が大腸がん、3位が胃がんとなっております。全国の男女別でみますと、男性の1位が肺がん、2位が胃がん、3位が大腸がんですが、女性になりますと、1位が大腸がん、2位が肺がん、3位が乳がんとなっております。

では、がんになることを防ぐことはできないのでしょうか。がんも予防することは出来ます。がんの予防には、1次予防と2次予防があります。1次予防は、病気そのものを予防することです。避けられるがんを防ぐことで、がんに罹患するリスクを減らします。

がんのリスクを減らす5つの健康習慣があります。それは、食生活を見直すこと、適正体重を維持すること、身体を動かすこと、節酒すること、そして禁煙することです。特にがんの最大の原因はたばこで、男性のがんの原因の役3割が喫煙、受動喫煙です。女性も本人が吸わなくても、夫からや職場での受動喫煙があると、リスクが2倍になります。次に2次予防ですが、がん検診の受診などにより、がんを早期に発見し、早期に治療することです。がん検診とは、がんの症状がない方が、がんを早期に発見し、早期治療を行う事により、がんによる死亡を減少させることを目的にした検査を言います。自覚症状がある方は、検診ではなく治療の対象となります。症状がないうちから検診でがんが発見された場合、そうでない場合に比べて5年後の生存率は格段に高くなっています。今や、がんは早期発見、早期治療により、不治の病から治る病気になりつつあります。是非、皆さんもたばこは止めて、がん検診を受診して頂ければと思います。

以上、本日の会長挨拶とさせて頂きます。

• 次週１２月１１日は１７時３０分より湯本富士屋ホテルにて忘年家族会です。宜しくお願い致します。
• １２月のロータリーレートは１ドル１１２円です。
• 本日定例理事会が開催されました。

本日はございません。