本日はいらっしゃいません。

　皆さん、こんにちは。今月3月はロータリーの「水と衛生月間」です。きれいな水を利用できることは基本的な人権です。しかし世界には、適切な衛生設備が利用できない人が25億人と、安全な飲み水が得られない人が7億4800万人おり、更に毎日1400人の子供が、劣悪な衛生環境と不衛生な水を原因とする病気で命を落としています。

国連は2015年、環境と気候変動に対応しながら貧困問題と福祉改善に取り組むために、「持続可能な開発目標」を設定しました。

ロータリーでも、井戸や雨水貯水システムの設置、水設備管理の研修、疾病予防のための水・設備の提供などを通じて、子供への教育を改善しています。

日本で生まれ日本で生活していますと、水道の蛇口をひねれば、衛生で飲める水が出てくるのが当たり前で、水のありがたみを感じることはなかなか無いのですが、近年では温暖化の影響からでしょうか、水による災害が増えています。

以前にはなかったような豪雨や台風が頻繁に発生しており、昨年の西日本豪雨では、亡くなられた方が200人を超え、平成に入って最悪の豪雨災害となったことは、まだ記憶に新しいかと思います。

ここ足柄平野を流れる酒匂川もかつて暴れ川と呼ばれ、大口付近でしばしば氾濫し流路を変えていました。しかし文禄から慶長年間に大口堤と岩流瀬堤が築かれ、ほぼ現在の流路に定まり、足柄平野は水田が発達したと言われています。今も残る文明堤は、1609年に小田原藩主の大久保忠世（ただよ）、忠隣（ただちか）父子によって築かれたとされています。それまでの直線だった酒匂川の流れを、人工の３つの堤で流れを誘導し、天然の２つの崖にぶつかり勢いが弱まる様、Ｚ型の流れに変えました。

その後、富士山宝永噴火の降灰による水位上昇などで決壊することがあり、幕府の命を受けた田中丘隅（きゅうぐ）や娘婿の蓑笠之助によって修復が加えられ、現在みられる堤になったそうです。

文命堤の文命という名称は、田中丘隅（きゅうぐ）が中国の治水の神ともいわれる禹王（うおう）の別名にあやかり名付けたと言われています。田中丘隅は堤を守るために、その時に建立された福沢神社の祭典の時に、石を1つずつ持参するように農民に命じたと伝えられており、堤の上には今でもその石が残っています。時々車で大口のあたりを通り酒匂川を見ますと、改めて先人たちの水による災害を克服する為、いかに命をかけて戦ってきたか、また当時、今のように重機などが無かった時代の土木技術の高さに感心させられます。

本日の卓話では山盛の会の方によるお話しですので、山の保全などのお話しもお聞きかせ頂けるものと思います。山と水は密接な関係がありますので、卓話を楽しみにしております。

以上、本日の会長挨拶とさせて頂きます。

• 本日、定例理事会が開催され、米山奨学生の世話クラブになり、カウンセラーに杉崎会員なって頂きました。
• 例会終了後、次年度準備理事会が開催されますので、次年度理事の方は出席お願い致します。
• 神奈川県ロータリアン親睦テニス会のご案内が来ました。４月８日（火）９：３０より湘南ローンテニスクラブにて開催されます。参加希望の方は事務局までお願い致します。
• 東華軒さんより企業向けの仕出し弁当のパンフレットが来ましたのでポストインしました。詳しくは東華軒さんの担当者様までお願いします。
• 先日の夜間例会で落語家の立川こはる様のサイン色紙を頂きました。事務局に有りますのでご覧ください。

本日は特にございません。