皆様こんにちは。2月も後半に入り慌ただしい日々が続いております。私が従事しております建設業界では、この２月３月を一つの区切りとして建物等の完成引渡しが多く、私もバタバタとした日々を送っております。
私の会社の取引先はほぼ100％民間の建設会社や工務店でありますので、公共工事とは異なり予算上の3月の年度末とは関係ないのですが、やはり2月3月は毎年相当忙しい時期となっております。
一昔前は新しい年を新しい家で迎えたいと言う事で、１年の中で年末が最大の繁忙期であったのですが、最近は年末よりも2月3月の方が忙しくなっていると思います。これは今の建主の多くが年末と言う区切りよりも、子供の入学や進学、または仕事上の新年度と言う区切りを重視して建物の引渡しを望んでいるからだと思います。
と言う訳で、あと１ヶ月程私もしんどい日々が続くと思います。 
さて本日は前回の例会で配布されましたこの、抜萃のつづりと言う冊子について少しお話させて頂きます。 
実はこの抜萃のつづりについてのお話は、荻野前会長が昨年3月12日の例会の会長挨拶にて詳しくお話しされており、その結びで、来年の2月にはその八十四が配布されていると思いますので、本日の話を思い出して頂き少しでも目を通して頂ければと思います、とおっしゃられておりました。恥かしながら私もこの抜萃のつづりについては、なんかこの本たまに配られるよなあ位にしか思っていなく、目を通したことはほとんどありませんでした。昨年の荻野前会長の話と重複する部分もありますが、少しお話させて頂きます。
この抜萃のつづりは東京に本社を構え、北は青森から南は鹿児島まで全国に約50カ所の拠点があります、トータルセキュリティ事業を展開している株式会社クマヒラホールディングスと言う会社が非売品として、年に一度創業記念日である1月29日に発行している物であります。ちなみにこのクマヒラホールディングスの現会長の熊平雅人さんは東京ロータリークラブの現会員だそうです。
余談になりますがこのクマヒラホールディングスさん小田原にも営業所があり、以前さがみ信金湯河原支店新築工事の時に私も仕事でご一緒したことがありました。 
その時はウチの会社で作った木製ドアにクマヒラさんがセキュリティシステムを組込むと言った内容で、通常の住宅工事ではほとんどやらない様な金融機関向けの専門性の高い工事でありました。
話は戻りますが、そのクマヒラホールディングスの創業者であります熊平源蔵さんと言う方が昭和６年に、社会への感謝報恩の為と言う事で創刊したのがこの抜萃のつづりであります。これは様々な書籍や雑誌、新聞等から心に残る文章や記事を抜粋しまとめた書物であり、その無償配布先は我々各ロータリークラブだけでなく、金融機関や小学校から大学までの教育機関、警察や郵便局や各官公庁、また世界各国の日本大使館や総領事館などにも及び、実に約45万部もの発行部数になるそうです。いわゆるベストセラーと呼ばれるのが約10万部だそうなので、この45万部と言う発行部数がいかに大変な数字であるか思い知らされますし、今回発行されたものがその八十四と言う事ですので、中断時期もありましたがじつに84年目の発刊と言う事になり、これは私の父と同じ年なんだなと思うと本当に頭の下がる思いであり、今後は無駄にする事無く私の頭の肥やしにしたいと思っております。